成島店の薬剤師Tです。
今回は薬についてちょっとした豆知識を紹介したいと思います。
今回のテーマは「アズレン」についてです。
処方薬ではマーズレンやアズノールうがい液などに使用されています。
ご存知の通り薬効は抗炎症作用です。
このアズレンですが、真っ青な色をしています。
初めて見る人は「着色料でも使っているの?」と疑ってしまうこともあるそうです。
実は、この色はアズレンそのものの色なのです。
アズレンは元々「カモミール」から抽出された成分です。
カモミールは複数の種類があり、どれも花は白く葉は緑というイメージで、青い要素が見当たりません。
その中の一つである、「ジャーマンカモミール」の精油を抽出すると、真っ青な油が取れます。
初めて目にする方はビックリするそうです・・・
初めてアズレンを使う患者さんには、「着色料ではなく成分の色です」と一言伝えると不安感解消につながると思います。