こんにちは。富岡店です。

前回の富岡製糸場見学の後編です。

【写真③繰糸所と繭倉庫】
左に見える建物は繰糸所（ここで繭から絹糸になります）、右の建物は先ほどの東置繭所です。

繰糸所内の自動繰糸機と白い梁が長く続いている様は壮観で、吸い込まれるように奥へ向かってしまいます。

【写真④富岡製糸診療所】
製糸場内にある診療所です。

外観見学のみですが、一部の窓から中の様子をうかがうことができます。 覗いてみると、畳敷き病室の柱の低い位置にブザーが見えました。
畳に布団を敷いて、寝た状態で押せるナースコールのスイッチなのでしょうか？
世界遺産認定当時に比べると公開場所が増え、見どころも増しています。 今回ご紹介できていない箇所も多数あります。

現在は東置繭倉庫が限定公開中だそうですが、以前訪れたときは首長館（ブリュナ館）が限定公開されていました。
また、西置繭所は保存修理工事の様子を施設内から見学できます。 二度三度四度...と足を運ぶ楽しみがあると思いました。
桜の木が各所に植えられているので、桜の季節に訪れてみるのも良さそうです。

暖かくなってお出かけにはちょうどよい季節、富岡製糸場へいらしてみてはいかかでしょうか？

こんにちは。富岡店です。

富岡店は、世界遺産である富岡製糸場へ徒歩５分圏内にあります。
製糸場最寄りの上州富岡駅から近いということもあり、富岡製糸場へ向かう方・帰る方々の行き交う様子が、薬局の窓から毎日のように見えます。
というわけで、久しぶりに富岡製糸場へ行ってみました。

【写真①製糸場正面】 （逆光の時間だったので薄暗い写真ですが）よく見かける写真の一つですね。
正面入り口を入ってすぐにある東置繭所です。

【写真②東置繭倉庫内】 東置繭所２階の繭倉庫内部です。
妙義山から切り出した杉で作られた柱と梁がとても立派です。
この階下では、お蚕の飼育展示や糸繰りの実演を行っていました。
蚕の姿から絹糸になるまでの様子を、ビデオ上映ではなく実際に目の前で見られることがよいですね。

次回へ続きます。

成島店です。

今回も小児科の門前に勤務時の話になります。
たまにしか処方されませんが、とても印象深い成分がありました。

【塩化メチルロザリニン】です。
グラム染色に使われる着色料ですが、真菌に対し静菌的作用があります。
また外用剤で使用時の副作用報告が少ない為、乳児の口腔カンジタに処方されていました。

0.02g計量して、水10mLに溶解してから、患者さんにお渡ししていました。
たったの0.02gですが、鮮やかな紫色になり、初めて調剤をした時は感動しました。

ただし、この成分は飛散しやすく、調剤後にテーブルをタオルで拭くとあちこちで紫の色が付きます。

調剤時はエアコンを止め、マスクをして息が当たらないよう慎重に調剤していました…

一般用医薬品ではピオクタニン液という名称で、口腔内の消毒や殺菌に使われています。