成島店です
今回は身近な食べ物の薬効について説明させて頂きます。
体を暖めるイメージのつよい生姜についてです。
この生姜ですが、実は使い方によっては作用が違うのはご存じでしょうか?
まずは生の生姜について。
処理をしていない生姜にはジンゲオールという成分が多く含まれています。
作用は以下の物になります。
①殺菌作用
②解熱作用⇒血行を促進させ、体の深部にたまった熱を末梢に回し放熱させることで起こります。
夏、冷奴に生姜を乗せるのは、殺菌作用の為だけではなく体の中に溜まった熱を外に出し体温を下げることが目的もあったと考えられています。
生の生姜は冷えが強い人が摂取しても、体の芯の冷えの改善は期待ができません。
体の芯から冷えている人には、加熱か乾燥をさせた生姜の摂取が適しています。
熱を加える、又は乾燥させることでジンゲオールがショウガオールという成分に変化します。
このショウガオールが体の芯から温める作用があります。
発熱時にショウガオールを摂取すると発熱が悪化して体力を消耗してしまう為、摂取は控えましょう。