紅雲店です。
今回も研修会で興味深かったことを報告させて頂きます。
今回のテーマは【サルコペニア】
サルコペニアとは、加齢に伴う骨格筋減少症と定義されています。
日常生活における身体活動性の低下の原因となることはもちろん、外科手術においてもその重要性が認識されているようです。
また、サルコペニアの患者さんは、サルコペニアでない患者さんに比べ、術後の入院期間が長く、予後が悪いことが特徴です。さらに、癌の再発率も高いとのことです。
サルコペニアの要因は、加齢だけでなく 栄養障害や運動不足、肝障害、癌の進行、糖尿病などもあります。
筋肉量と握力・10mの歩行時間には、相関があり、ペットボトルの蓋を明けられな場合、サルコペニアと推定できるようです。
サルコペニアの治療の主なものは 栄養の摂取(バリン、ロイシン、イソロイシン)と運動、特にスクワットが有効とされています。
運動が体にいいことはわかっていたのですが、がんの発生率やオペ後の予後に影響するとは驚きでした。