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睡眠のギモン!

 今日は睡眠に関連したよくある疑問についてお話しようと思います。

 まず、「何時間寝ればいいのか?」という疑問についてです。

 結論から申し上げますと、そんなものはなく、次の日に眠気を感じないだけ眠ればいいというのが答えです(他にも意見はあるかもですが・・・)。人は長く起きていたときは帳尻を合わせるように次の日は深く長い眠りに自然となるので、何時間眠ったとか、眠れなかったというのは考えるだけ無意味です。むしろ、それが原因で不眠になる方もいらっしゃいます(病的なものは除外して)。

 次は、「昼食後はなぜ眠くなるのか?」です。

 よく巷では消化のため、胃のほうに血液が行ってしまって、脳に血液が行かなくなるからと思っている人がいらっしゃいますが、そうではありません。とても重要な臓器である脳が血液不足となることはありえません。

 今現在考えられる原因は体内時計によって、覚醒が一時的に弱くなる時間帯であること、昼食による血糖値の上昇が覚醒物質であるオレキシンなどをつくる神経細胞の活動を弱めてしまうこと、満腹により、空腹のときにある食べるモチベーションが下がってしまうことなどが考えられています(他にも原因はあるかもしれませんが・・・)。

 最後に「なぜ、夢では変なことが当たり前のように起こるのか?」についてです。

 記憶には長期の記憶ではなく、瞬時に記憶し、すぐに消えていく作業記憶というものがあり、これは脳の前頭前野背外側部というところ行われています。浅い眠りであるレム睡眠のときに、前頭前野背外側部は特に機能が低下しています。作業記憶というのは意識や知能、認知と深い関係があります。そのため、夢の中ではおかしなことが平気で起こったりし、また、それを変だとも思わないのです。

 



2019年10月15日気になるカラダに効く話

 
熱中症対策

まだまだ暑い日が続いております。

この時期になると世間を騒がせるのが熱中症ですが、当記事でも例に漏れずこちらのお話をさせて頂きます。

 

熱中症とはそもそもどんな状態なのかと言えば、強い日差しなど様々な要因で受けた熱を体の中からうまく外に出せず、過度に熱が上がった状態が続いて各種不調が起こってしまう事を指します。

という事は熱をうまく体の外に出すか、外部から受ける熱を減らせば熱中症になってしまう危険がぐっと低くなるわけです。

熱を体の外に出すために人間は汗をかきます。しかし体内の水分やミネラルが少なくなってしまっては汗をかく余裕が無くなってしまい、体内の熱を外に出せない状態が続いてしまいます。暑ければその分持続的に汗をかき、熱を少しずつ体の外に出すためにニュース等でこまめな水分補給を勧めているんですね。

運動しているときは特に水分補給に気を付け、15分ほどの間隔で10度くらいに冷やしたスポーツドリンクや経口補水液を飲むと良いでしょう。

また就寝中にも汗をかき、思いがけず体内の水分が失われてしまうので、寝る前と起きた後の水分補給も忘れないようにしましょう。

お出かけをすれば強い日差しをどうしても受けてしまい、体の熱が上がりやすくなってしまいます。帽子をかぶり、日傘をさすなどで日光を遮ることが重要になってきます。

また通気性を上げ、熱がこもらない様にする為にもゆったりとした綿や麻の服を着用するのがおすすめです。

最近は室内でも熱中症にかかることが多く、エアコンや扇風機、カーテンをうまく使って室内を快適な温度に保ちましょう。

夏における室内の快適な温度は25~28度です。ここで注意して頂きたいのが、この数値は決してエアコン等の設定温度ではないという事です。日差しや風通し次第では知らず知らずのうちに室内が設定温度よりも高くなってしまう事もあります。実際の室内の温度に気を配り、必要であれば設定温度を下げる必要も考慮しましょう。

夏と言えばレジャーやイベントなど楽しいお出かけが増える時期でもあります。

楽しい分過ぎてしまうのがあっという間です。

引き続き、熱中症には十分注意しましょう。

 



2019年09月13日スタッフブログ

 
副作用の有効利用

 薬には全て副作用が伴います。

 しかし世の中には、この意図した作用と異なる作用を有効利用することを考えた凄い人がいます。

 今回は副作用を逆手に取った薬を紹介します。

 まずは市販薬のドリエル。

 抗ヒスタミン薬の眠気を利用して寝つきを良くする薬とした販売されています。

 また、市販薬のリアップは、アメリカで内服剤として使用された際に多毛の副作用の報告があり、日本では外用剤として使用されることになりました。

 

 ルミガン点眼(緑内障の点眼剤)にはまつ毛が濃くなってしまう副作用があり、それを利用してグラッシュビスタと言うまつ毛を増やす薬として自費の処方薬として販売されています。

 リン酸コデインは咳止めとして広く利用されていますが、強い便秘の副作用があり下痢止めとしての利用もあります。

 

 このように一見有害な作用に見えても、使い方により有効利用できることは面白いだけでなく、ものの見方は一方向ではいけないと考えさせられる事例でした。

 



2019年08月20日気になるカラダに効く話


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