痛い所がある、痒みがあるなどで軟膏やクリームを処方される機会が多いと思います。
先生からの指示で「塗布」「塗擦」と出ていたり、薬剤師にこれは塗りこまないようになどを言われたりして、外用剤の塗り方に疑問がある方が多いのではないでしょうか。
今回は「塗布」と「塗擦」の違い、外用剤の塗れる範囲について簡単に説明しようかと思います。
【塗布】
優しく伸ばして塗る。
薄く広く塗る。
【塗擦】
軽く塗りこむように塗る。
ものすごいざっくりしていますがこのような感じです。
ステロイドの軟膏などは塗布、痛み止めの塗り薬などは塗擦で処方箋が
出されることが多いですね。
処方内容によりますが、たっぷり塗ったり、薄く塗ったり等細かく指示が
出る場合がありますので、医師や薬剤師の指示通りに使ってください。
あと、軟膏を出されても一本でどれくらい持つのかわからない時がありますよね?
大体の目安になりますが
5gのチューブ → 手の人差し指の先端から第一関節までを2回出した量が約0.5gで両手分
25g、50gのチューブ → 手の人差し指の先端から第一関節までを1回出した量が約0.5gで両手分。
こんな感じです。
チューブのサイズが変わると口径が変わるので、出る量には誤差があります。
1日何回と指示が出て処方されるのが一般的になりますので、自分が出された軟膏やクリームが何日分なのか計算して、塗りすぎていないか、次の診察の日いつくらいになるかの確認をしてみるのもいいですね。