今年に入り経口の、新しいスギ花粉の減感作薬が承認されました。(正確には舌の下に液体を垂らします)
副作用としては、抗原をいれるのでアナフィラキシー(急性のアレルギー症状)はもちろん報告があり、講習を受けた医師の指示のもとでの治療となります。また喘息をお持ちの患者さんは発作誘発の副作用報告もあり注意が必要となります。
注意点としてはまず、効果はスギ花粉のみです。
また、治療後にすぐに効果があるわけでなく、少なくとも2年は治療を継続する必要があります。中にはあまり治療の効果が出ない方もいます。データ上では7~8割のかたは症状が軽減したと評価が出ています。
年齢の制限があり、使用可能な年齢は12歳以上となっています。
初年度は2週に一度の通院が必要かつ治療が長期にわたることに問題なければ、使用することに一考の価値はあると思われます。
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