花粉症の治療やドライアイなどで目薬(点眼薬)をお使いの方、上手にさせていますか。 正しいさし方をチェックしましょう。
■基本のさし方
①
最初に手を洗ってから、指で下まぶたを軽く引き、1滴を確実に点眼します (2~3滴の場合もありますので、医師または薬剤師の指示に従ってください)。 ※2種類以上の目薬を使う場合は5分以上間隔を置きましょう。順番は、特別に指示がなければ 水溶性点眼薬 → 懸濁性点眼液 → 点眼後ゲル化 → 眼軟膏 の順に点眼して下さい。 順番が良くわからいときは、良く効かせたいものを最後に使用して下さい
目から流れ出た目薬は清潔なティッシュペーパーなどで拭いてください。 (緑内障の点眼剤の一部は顔を洗う、濡れたタオルで拭くなど、しっかりとあふれた薬液を取り除く必要があるものもあります)
■げんこつ法
片方の手でげんこつを作り、下まぶたを引きます。げんこつの上に目薬をさす手を固定して点眼します。
気温が上がり、湿度が高くなるこれからの季節に増えてくる子どもの肌トラブルが「とびひ」と「水いぼ」です。 今回は 『水イボ 』 についてご紹介します。
表面に光沢があって、やや硬く、イボの真ん中がくぼんでいるのが特徴です。 触ったり引っ掻いたりすると、イボがつぶれて中のウィルスが飛び散り、体のあちこちに感染します。良性のウイルスなので体に悪さをすることはなく、一度免疫がつくと出来なくなる場合がほとんどです。
どんな治療をするの?
専用のピンセットでイボをとり除く治療が一般的ですが、放置しても半年位で自然に治ることが多いようです。人への感染が心配な場合や、見た目が気になる場合は増える前に取ってしまった方が良いかもしれません。
感染を防ぐには?プールに入らない方が良い?
水によって感染することはありませんが、肌と肌が触れ合ったり、ビート板などから感染する恐れがあるため、幼稚園によっては、プールに入る前に治療を求められることがあります。タオルなどの共用は避け、プールに入った後は体をきれいに洗い流しましょう。
気温が上がり、湿度が高くなるこれからの季節に増えてくる子どもの肌トラブルが「とびひ」と「水いぼ」です。 今回は 『とびひ』 についてご紹介します。
皮膚に潜んでいる細菌が、すり傷や虫さされなど皮膚に出来た浅い傷に入り込むことで起こります。かゆみを伴う水ぶくれや、かさぶたが出来、そこを触った手で体の他の部分を触ると、あっという間に全身に広がります。 湿疹やあせもと似ていますが、皮膚がじゅくじゅくしたり、日に日に広がって行く場合は要注意です。原因は黄色ブドウ球菌や化膿性連鎖球菌があり、多くの場合は前者が原因菌となります。
抗生物質の入った軟膏を塗り、子どもが触らない様にガーゼと包帯で密封してしまいます。範囲が広い場合やなかなか治らない場合は飲み薬を併用します。 放っておくと重症化することもありますので早めのに病院を受診しましょう。
患部を触らないこと、皮膚を清潔に保つことが大切です。 保育園や幼稚園に登園するときは,患部を包帯やガーゼで覆い、他の子に移さない様に注意しましょう。 また兄弟がいる場合はタオルや衣類は共用しないよう注意して下さい(タオル、衣類を介しての感染の危険性があります)。爪を切り、手を清潔にすることでもとびひのリスクは減らせます。特に鼻の中には黄色ブドウ球菌が多数存在するので鼻をよくいじるお子様は手をしっかり洗うことが予防につながります。